観光庁は17日、今年7月に日本を訪れた外国人旅行者が前年同月比19・7%増の推計229万7千人で、月間過去最多を更新したと発表した。1~7月の累計は前年同期より26・7%多い1401万人。2014年の年間訪日客数1341万人を超え、年間1974万人を記録した15年を上回るペース。田村明比古長官は記者会見で「遅くとも11月中に2千万人を超えると見込んでいる」と述べた。【共同】

 4月の熊本地震の影響で落ち込んでいた韓国からの訪日客が7月として過去最多を記録するなど回復基調となった。中国や台湾からのクルーズ船の大幅な寄港増や、航空路線の新規就航に加え、夏の旅行シーズンに合わせた官民による海外プロモーション強化が功を奏した。

 ただ全体の伸び率は6月(23・9%)を下回る10%台にとどまり、増加ペースは鈍っている。

 国・地域別では、トップの中国が73万1千人で月間過去最多を更新し、韓国(44万7千人)、台湾(39万7千人)と続いた。マレーシアやフィリピンなど東南アジアも好調を持続している。

 東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に、訪日客を4千万人に増やす目標に関し、田村氏は「政府の観光ビジョンで掲げた施策を官民協力して取り組めば、達成不可能な数字ではない」と、改めて強調した。

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