フォーリン・プレスセンターで外国人記者らの質問に答える今村雅弘復興相=東京・内幸町

 今村雅弘復興相=衆院比例九州、鹿島市出身=が22日、外国メディアへの情報提供を担うフォーリン・プレスセンター(東京・内幸町)で講演し、「東日本大震災からの復興は着実に進んでいる。食品の輸入規制の解除と、観光地としての東北の魅力を発信してほしい」と外国人記者らに訴えた。

 今村氏は、世界で最も厳しいレベルの放射性物質検査とモニタリング検査によって福島県産の農林水産物は安全が確保されていると強調し、「輸入規制が非合理であることを理解いただきたい」と呼び掛けた。

 外国メディアとの質疑では「いまだに約13万人も避難しているのはなぜか」と問われ、今村氏は「理由はいろいろあるが、避難先に生活拠点を築いたケースもある。まちづくりのビジョンをしっかり示し、仕事をつくることが大切だ」と答えた。

 福島からの避難者に対して差別発言やいじめが相次いでいることへの対応も問われた。今村氏は「福島県の避難区域は県全体面積の5%にすぎない。放射線をウイルスみたいに勘違いしているのかもしれないが、正しい知見を伝えていく必要がある」と語った。

 質疑は同時通訳で行われた。最後に今村氏は「皆さん、国会より厳しい質問で『あせがり』ました」と笑顔で佐賀弁を漏らした。

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