佐賀銀行の福岡市内の2支店に昨年侵入し、干隈支店から現金5430万円を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の罪に問われた会社員服部龍二被告(36)=福岡市東区=の公判が18日、福岡地裁であり、服部被告は計画を発案するなどの主体的な関与を否定した。

 起訴内容の一部変更に伴う罪状認否で、服部被告は二つの事件の起訴内容を認めた。福岡県警は、事件を主導したのは元行員の吉田淳被告(43)=同罪などで公判中=と服部被告の2人とみているが、被告人質問で服部被告は「(計画は)吉田さんが考えた」と主張した。自身が営んでいた金融業で吉田被告に金を貸した経験があるとしつつ、「当時は貸していなかった。(吉田被告を)脅したことは一度もない」と述べ、吉田被告から話を持ち掛けられたと強調した。

 この日は、干隈支店の事件で窃盗などの罪に問われた土木作業員市山龍大被告(43)=福岡市東区=の論告求刑公判もあり、検察側は懲役4年を求刑した。

 検察側は論告で、市山被告が見張り役を集めるなどして報酬50万円を受け取ったとし「首謀者や実行役ではないが、従属的な立場でもなかった」と指摘した。弁護側は最終弁論で「服部被告の金融業を手伝っており、頼まれて断れなかった」と情状酌量を求めた。

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