子どもならではの好奇心に思わずうなる。NHKラジオの「夏休み子ども科学電話相談」は33年続く長寿番組。専門家の回答への子どもたちの反応がおもしろい◆「さなぎは、なぜ蝶(ちょう)になるの?」「モヤシを育てる時に光をさえぎるのはどうして?」-。答える先生は、かみ砕いて説明するが、どうしても小さい子どもには難しい。「うーん」とか「そうなの?」とか返してくるが、疑問符いっぱいで終わってしまうこともある◆子どもたちの探求心は果てしない。それが自由研究のタネになったりする。今、小学校の夏休みの宿題で社会、理科の自由研究は自主的なところもあるらしいが、国語や算数など各教科の問題集はきっちり提出を決められている。読書感想文や硬筆・毛筆の課題もあり、けっこう忙しい◆夏休みの宿題は明治のころからあったようで、10年前には宮崎県文書センターで明治43年当時の宿題帳が見つかっている。算数や理科の問題に漢字の書き取り、日記もある。学校の先生が作っており、かつてあった「夏の友」と似たようなものだろう◆いっぱいの好奇心や「なぜ?」を持ち、残された夏休みを過ごしてほしいと思う。わが身を振り返れば遊びすぎて休みが尽きかけたころに泡を食った口だ。そんな筆者では説得力に欠けるが、「地道にコツコツ」が大切である。(章)

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