唐津市東城内の唐津城で、天守閣へ上るエレベーターが14日の雷の影響で不具合を起こしている。壊れた制御部品は交換したが、その後も朝の起動時に動かなくなる現象が3日続いた。市は利用を中止して原因を調べたが分かっていない。それでも高齢者や障害者から「上れない」との声があるとして、19日、業者を常駐させて運転再開に踏み切る。

 市によると、15日朝にエレベーターが動かなかったため、調べたところ制御する電子部品が破損していた。14日夕の雷の影響と判断した。修理したが、16日朝に再び動かず、電源を入れ直すと稼働した。17、18日も同じ現象が起きた。市は原因は判明していないものの、再起動すれば通常運転ができることから利用再開を決めた。

 エレベーターの移動距離は約50メートル。構造上、途中で停止しても自動で1階に戻る仕組みという。市の担当者は「原因を突き止め、解消してから動かすべきだが、運転中止後に高齢者や障害者から『上れなくなった』との声もある」と話す。運転と並行して原因調査も続ける。完全復旧のめどは立っていない。

 エレベーターは1996年設置。月1回、保守点検を実施し、7月時点で異常はなかった。

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