藤井特任教授(左)に質問しながら、各党の公約を比較する生徒=佐賀市の佐賀北高

■争点絞り込み、投票先検討

 明治大学文学部の藤井剛特任教授が、主権者教育の公開授業を佐賀北高の2年1組(41人)で行った。テーマは10代にとって関心が高い「投票先をどう決めるか」。生徒は若者の投票率がなぜ低いのかを考えた上で、興味のある争点を絞り込む作業を通じて投票先を検討した。

 ワークシートを使って選挙に関する理解を深めた。若者が政治や選挙に関心を持てない理由を尋ねる質問では、「自分の1票では政治は変わらないと思っている」などの答えが多く、藤井氏は「投票率が高いのは50代や60代。このままではお年寄りのための政治になってしまう」と若者が投票する意義を訴えた。

 投票先選びでは、重要だと思う争点を二つ選び、各政党の公約一覧にチェックを入れながら、自分の意見に近い政党を考えた。生徒は「マイナス金利」など難しい用語について質問しながら、公約を比較した。

 授業後、見学した教師との質疑で、藤井氏は「若者が投票を棄権する主な理由は、『投票先が分からない』『自分の1票では政治は変わらない』など四つある。これを一つずつつぶしていくことが重要」と授業の狙いを語った。

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