地震の揺れを感知して扉を自動でロックする金具「耐震ラッチ」を付けた食器棚。熊本地震以降、販売が増えている=佐賀市諸富町のレグナテック

 熊本地震で防災意識が高まる中、地震の揺れを感知して扉を自動でロックする金具「耐震ラッチ」を付けた食器棚が、佐賀県内でも人気を集めている。

 耐震ラッチは、観音開きの食器棚や吊り戸棚に取り付け、中の食器が落ちるのを防ぐ金具。おおむね震度4以上の揺れを感知すると、金具のツメが出て扉に引っかかり開かなくなる。

 佐賀市諸富町の家具製造レグナテック(樺島雄大社長)によると、2011年の東日本大震災以降、関東や東北でラッチ付き家具の販売が急増。一方、九州ではほとんど引き合いがなかったが、熊本地震で一変し、九州内の販売店への卸額は前年同期比で2倍超に増えている。同社ショールームの担当者は「耐震金具の付いた家具から優先的に売れている」と話す。

 このほか、自分で家具に耐震グッズを装着する消費者も急増。佐賀市内のホームセンターでは、家具の上部と天井の間に当てて固定する「突っ張り棒」の売り上げが前年実績の約2倍で推移し、家具を固定するプラスチック製の鎖の販売も15%増となっている。

 ただ、人気過熱でメーカーから商品が届かず、常に品薄の状態。店長は「特需ではあるが、商品が少なくお客さまに申し訳ない」と話している。

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