有田焼の茶わんなどを品定めする「ミニ陶器市」の来場者=熊本県益城町の「ユニットハウス村」

 佐賀市のNPO「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」佐賀事務所と有田町の有田焼販売「有泉堂本店」(口石尋夫社長)が、熊本地震の被災地・益城町の避難所「ユニットハウス村」で「ミニ陶器市」を開いた。被災者ら約40人が買い物を楽しみ、長引く避難生活の息抜きをした。

 ミニ陶器市は、被災者の生活再建のきっかけにしてもらおうとPWJが初めて企画。有田焼卸団地協同組合に協力を打診し、同社が「復興の支援になれば」と出店を決めた。

 会場には茶わんやカップ、皿など100種類1000点の日用食器が並べられ、市価の半額から3分の1の価格で販売した。来場者の中には「地震で器が全部割れてしまった」という人もいて、好みの食器を探して一点一点じっくり品定めする姿が見られた。価格が安く好評だったといい、口石社長は「喜んでもらえて良かった。生活再建につながれば」と話した。

 有田焼のカップなどを使ったカフェコーナーも設け、PWJが東ティモールで栽培するフェアトレードコーヒーや嬉野冷茶、佐賀名産の菓子などが提供された。PWJの担当者は「機会があれば今後も開催したい」と話していた。

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