犯罪被害者への支援について話し合った連絡協議会=佐賀市の県警本部

 犯罪被害者に対する理解を深め、関係機関が情報共有を行う連絡協議会がこのほど、佐賀市の県警本部で開かれた。警察関係者と各種団体など18機関から約80人が参加し、九州・沖縄犯罪被害者連絡会「みどりの風」の廣瀬小百合会長(65)による講演などを通して、被害者支援に向けた連携強化を確認した。

 廣瀬会長は「突然、犯罪被害者遺族になって」と題し、1998年に傷害致死事件で大学生の息子を亡くした経緯やその後の裁判について話した。息子はアルバイトの帰りに当時21歳の男性2人から暴行を受け、外傷性くも膜下出血で死亡したといい、犯罪被害者の心中を語ると共に「日本各地で痛ましい事件や災害が起きている。誰がいつ被害者になるか分からない」と支援の重要性を訴えた。

 講演後には支援対策について協議し、県学校教育課や県弁護士会など各団体から「相談体制の充実が必要」などの意見が出された。県警広報県民課の田中真樹課長は「犯罪被害者の途切れのない支援のためには、関係機関の連携強化が不可欠」と協力を呼び掛けた。

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