NPO法人「poco a bocco(ポコ・ア・ボッコ)」(寺野幸子理事長)は22日、出産前や出産後の母親を対象にした「産前産後ケアroom」を佐賀市水ケ江に開いた。助産師やセラピストが有料で、おっぱいケアや育児相談などに応じ、他の母親たちと交流できるラウンジ(休憩場所)も設けている。

 おっぱいケアやベビーマッサージなどが予約制で受けられ、施術中はスタッフや助産師が赤ちゃんの見守りもする(1歳未満に限る)。ラウンジは予約不要でスタッフや他の母親らとご飯を食べたりマンガを読んだり、リラックスした空間で日々の育児の悩みなどを話し合う。

 オープン当日におっぱいケアを受けた平川直子さん(38=武雄市)は「育児をしていると子どもと2人だけの世界で閉鎖的になるが、この場所に来ることで自分が取り戻せる」と笑顔で話した。

 助産師の秀坂あいさん(44)は「母親の多くが子どもにお金や時間を費やし自分に使うことは悪いことだと思っている。育児で疲れた母親を元気にすると家庭や社会も明るくなるはず」と語った。

 県内で産前産後ケアを行う施設は他に、心ゆるり(みやき町)があり、料金の一部は同町が助成している。秀坂さんは「将来的には県や市など行政も主体的に取り組むことで、より充実したケアが受けられるようにしてほしい」と話した。

 営業日は月曜と木曜の午前10時から午後4時まで。予約、問い合わせは、電話050(3697)1761へ。

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