鹿島市に車椅子を贈った七浦保育園の園児たち=鹿島市役所(提供写真)

自分たちで育てたタマネギを収穫する七浦保育園の園児たち(提供写真)

 「困っている人のために使ってください」-。鹿島市七浦の七浦保育園(植松幸代園長)の園児たちが、自分たちで育てたタマネギの販売収益をもとに、鹿島市に車椅子3台を寄贈した。「社会の役に立つために何かできないか」と話し合い、慈善活動に取り組んだ。

 食育活動の一環として2015年から地元農家の協力で農業体験を実施。「七浦特産の玉ねぎ」の植え付けから収穫を行い、道の駅鹿島で販売してきた。これまでの収益は市社会福祉協議会や熊本地震への義援金として活用してきた。

 昨年12月に植えたタマネギを4月に収穫すると約450キロあった。同月下旬、潟開きでにぎわう道の駅で、園児が声を張り上げて販売した。その時の売り上げ約3万円と昨年の繰り越し分を合算。昨年9月にできた新世紀センターに車椅子がないことを知り、園児と職員で話し合いを重ねて寄贈を決めたという。

 鹿島市役所であった贈呈式で、植松園長は「子どもたちがお年寄りに対して優しい心を持ち、『手助けすることができた』という喜びを感じてくれたと思う。これからもいろんな体験を積み、福祉活動にも取り組みたい」と意欲を見せた。新世紀センターに2台、同市の商業施設「ピオ」に1台設置される。

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