大会当日に向け、最終チェックを進める松村大輔さん=鹿島市役所

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■観客に魔法かける構成に

 「今年の花火大会は“ひと味違う”と思わせたい。観客に魔法をかける」と意気込む。昨年8月、桜島の噴火警戒レベルが引き上げられ、南九州最大の「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」は中止になった。2年ぶりに開催される大会の担当者として、プログラム構成や関係機関との連絡調整に奔走する。

 昨年は15回目の大会を目前に控え、鹿児島市は「十分な安全確保や緊急時の対応が困難」と判断した。事務局の観光振興課には「ずっと前から宿を予約して予定を立てていたのに」など、中止に対するクレームが相次いだという。

 大会では毎回、約1万5千発の花火が夜空を彩る。これまで終盤の恒例プログラムだった音楽花火を、今年は冒頭に変更。オリジナル楽曲に合わせた花火で、観客を一気に引き込む狙いだ。このほか、プログラムの随所に楽曲を流して、花火を引き立たせる試みに挑戦する。クライマックスでは大会の回数に合わせ、一尺玉16発を同時に打ち上げる。

 2年ぶりの開催とあって、協賛依頼に企業を訪問すると「盛大にやって」と声を掛けられることも多いという。協賛企業も過去最多の約250社にのぼった。「観客の目線で気持ちが高揚するようなプログラムを目指した。過去最高の大会にして、鹿児島から元気を届けたい」

【メモ】20日に鹿児島市の鹿児島港本港区で開催。打ち上げ時間は午後7時半~8時40分。問い合わせはサンサンコールかごしま、電話099(808)3333。JR鹿児島中央駅と会場を結ぶシャトルバスが運行する。

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