九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に反対する市民団体が、1月以降に佐賀県に提出した18件の質問書について、県側が全て回答したことが分かった。山口祥義知事は既に再稼働の同意を表明しており、最長で提出から5カ月が経過していた。

 4月下旬に知事が再稼働同意を表明後、5月に入り回答し始めた。3件に続き、6月14日付の文書で15件が一斉に回答された。19日の県議会一般質問で武藤明美議員(共産)が回答状況をただし、山口知事は「若干時間がかかったが、質問書の数が急に増えてなかなか職員の対応が追い付かなかったところもあり、回答までに時間がかかったことはおわび申し上げる。今後とも誠実に対応することを約束したい」と述べた。

 質問書で「国に再稼働の地元同意権を整備するよう求めるべき」との意見に対し、「法的な整備も含めて国が責任を持って根本的な議論を行ってもらうのが必要」と答えた。避難計画に関連して通行止めの発生などの問題点について、「迂回(うかい)経路を選定して避難誘導を行い、自衛隊への支援要請など副次的な手段も最大限活用する」とした。

 質問書を提出していた「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の永野浩二事務局長は「再稼働に同意する前に疑問や不安に答えるべきであり、責任を国に丸投げをするなど回答の内容にも納得していない」と批判した。

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