スコーンの生地を包丁で切る学生=佐賀市の佐賀女子短大

握手を交わす西九州大・同大短大部の福元学長、佐賀学園高の梶原校長、佐賀調理製菓専門学校の江口校長(右から)=佐賀市の西九州大佐賀キャンパス

■商品開発に短大生協力 理研農産と佐賀女子

 佐賀女子短大と理研農産化工(いずれも佐賀市)は、同社の商品開発を通じた産学連携の取り組みを始めた。短大の学生が、開発中のミックス粉のモニターを務める。25日には学生が実際にお菓子を試作し、味やレシピの書き方について意見を交わした。同短大が本格的に産学連携を行うのは初めて。

 今秋に発売を予定する、県産小麦を使ったスコーン、ケーキ用のミックス粉のモニターを依頼。地域みらい学科・食とヘルスマネジメントコースの1年生27人が試作に挑戦した。スコーンはミックス粉とバターを混ぜ合わせて作った生地を10等分にして卵を塗り、オーブンで焼いた。

 スコーンを試食した学生からは「簡単で作りやすい」などと評価を得たが、レシピには「写真も一緒に載せると分かりやすくなる」との注文もあった。同社の長田直士開発部長(61)は「消費者に近い学生の素直な反応が、レシピ作りの参考になった。別の商品開発でも協力できれば」と手応えを感じていた。

■出張講義や部活で交流、西九州大と佐賀学園

 西九州大学グループと佐賀学園高は25日、連携強化を目的とした協定を結んだ。学生・生徒や教員同士で交流を深め、地元への進学・就職を促進する。

 グループからは西九州大のほか、同大短大部と佐賀調理製菓専門学校が協定に加わった。オープンキャンパスでの模擬授業や、大学教員による出張講義で相互の教育内容を体験してもらい、それぞれの教員が参加する勉強会も開く。ボランティア活動や部活動でも学生・生徒の交流を図る。

 佐賀市の同大佐賀キャンパスで調印式が開かれた。大学、短大部の福元裕二学長は「高校の先生と一緒に、主体的に深く学べる子どもを育てたい」と抱負を述べ、佐賀学園高の梶原彰夫校長は「生徒の学習意欲が向上し、進路選択の幅が広がる。県内での学びや就職につながる」と期待した。

 西九州大と高校との同様の協定は、2009年の佐賀清和高に続き2校目。

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