佐賀市松原のアールテクニカ佐賀スタジオの様子

 5月21日、佐賀市松原のアールテクニカ佐賀スタジオでオープニングパーティーが開かれた。佐賀に拠点を作ったのは、東京でソフトウエア開発を行う人材が不足したから。社員8人で案件を受け、それ以上の仕事を断ることもあったという。

 ふるさと佐賀に拠点を置く構想は10年ほど前からあったが、主に東京で活動する古瀬さんに代わり、佐賀で中心になって活動する人材がなかなか見つからなかった。しかし印刷会社でウェブの制作などを手掛けていた卜部季頼(うらべすえとし)さん(37)を社員として迎えたことで、10年越しの構想は実現。今は東京で受けた仕事を佐賀スタジオに分担することが多いが、今後は佐賀独自の仕事を増やしていく。

 古瀬さんはプログラミングに興味を持つ学生も人材として招き入れる。すでにいくつかのアプリを学生と開発し、「東京と比べて佐賀には仕事が少ないかもしれないが、だからこそ自分から動くことで注目は集まりやすいはず」と話す。

 しかし、「佐賀の人はそれが苦手」と“恥ずかしがり屋”な県民性を感じるという。古瀬さんはこれまでの経験を踏まえ、佐賀の若者へ「チャンスのある場所に自分から動くこと。そうすることで、おのずとチャンスをつかむことができる」と自分から行動するよう呼びかける。

 1994年に個人事業として設立したアールテクニカが約20年の間、大企業の支援もなく事業展開できているように、デジタルメディアは普及しチャンスは増えている。誰かに背中を押されるのを待つのではなく、自発的に行動すること。アールテクニカ佐賀スタジオは、プログラマーを目指す若者にとって一つの入り口でもある。

1.Visitor.005 古瀬学(プログラマー)

2.「ちゃんと」動くものを

3.「コブラ」をプロデュース

5.佐賀のクリエイターへ

【動画】古瀬学さんインタビュー

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