郷土の歴史を学んで 学芸員が出張講座

郷土の歴史を学んで 学芸員が出張講座

 郷土の歴史を知ってもらおうと佐賀県立博物館・美術館は12日、金立特別支援学校で出張講座を開いた。吉野ケ里遺跡で見つかった土器や石包丁を触って弥生時代の暮らしを学び、勾玉(まがたま)作りを体験した。生徒たちはできあがった作品に笑顔を見せていた。

 高等部の生徒11人が参加。授業では、学芸員の細川金也(きんや)さんが当時食事に使われていた土器や石包丁を説明した。生徒たちは「意外に軽い」「手で食べるんだ」と当時の暮らしを想像していた。

 勾玉作りでは、下書きした形に沿って石を削り、やすりで磨きをかけて完成させた。今泉梢遙さん(17)は「削るのが楽しかった。先生にプレゼントしたい」。井上彩音さん(17)は「丸くできあがり、先生がかわいいと言ってくれた。家族に見せたい」と満足げに話した。

 出張講座は今年で5回目。美術作品や昔使われていた道具などを学校へ持ち込み、学芸員が授業を行っている。今年はほかにも10校を訪れる。細川さんは「子どもたちに少しでも美術品や歴史のわかる道具を見て学んでもらえたら」と話していた。

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