中島潔さん(提供写真)

中島潔さんのクリアファイルを手にする美術部3年の松本澪奈さん=唐津市町田の唐津西高

■「無限の可能性を広げて」

 郷愁漂う童の絵や女性画などで知られる“風の画家”中島潔さん(74)=唐津市厳木町出身。実は唐津西高出身で、同校の生徒たちがみな尊敬する大先輩だ。中島さんは母校でどんな学生生活を送っていたのか。突撃隊がインタビューした。

 「おとなしい生徒だった」と振り返る。高校時代の将来の夢は、画家ではなく漫画家だったという。授業中も漫画ばかり描いており、「(自作漫画を)手塚治虫先生に送った」こともあるほど打ち込んでいたそうだ(ただし返事は無かった…)。成績は「まあまあ良い方」だったものの、授業のサボりが響いてか「苦手な科学で0点を取ったことがある」のもご愛きょう。

 在学中、中島さんは最愛の母を亡くし、この別れは今も自身の作品に影響を与えている。深く刻まれた記憶であるとともに、「剣道部で頑張っていたことが乗り越える助けになった」と語る。

 美術部でもあった中島さんに対し、同部3年の松本澪奈さんは「見た人が温かい気持ちになるすてきな絵」と尊敬と親しみを抱く。また、中島さんの絵を印刷したクリアファイルも1500部同校で製作・配布されるなど、中島さんと母校のつながりは深い。

 中島さんは、後輩たちへメッセージを送る。「お金や名誉や目先のことにとらわれず、得意なことや好きなことに打ち込んで。そして自分の持つ無限の可能性を広げていってほしい」

このエントリーをはてなブックマークに追加