ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)との経営統合を目指す十八銀行は23日、長崎市の本店で定時株主総会を開き、昨年の総会に続いて統合の意義を説明した。総会では理解を示す株主もいた一方、「白紙撤回すべきだ」との声もあったといい、賛否が分かれた。総会は報道陣に非公開で行われた。終了後の十八銀の説明によると、森拓二郎頭取は、統合で業務を効率化した余力を地域活性化に振り向けるとし、顧客の不利益にはつながらないと訴えた。

 ただ統合は、長崎県内の貸出金シェアが高まることを懸念する公正取引委員会の審査が長引いている。そのため十八銀などは貸出債権の一部譲渡を検討しているが、株主からは「顧客の意向を聞いて慎重に対応してほしい」との意見も出たという。

 総会後の出席者の意見もまちまちで、「長崎県の現状を考えると統合はやむを得ない」(75歳男性)との声があった一方、「地元住民に配慮した判断でなく、白紙撤回すべきだ」(60歳男性)や「統合せずにやっていけるのでは」(女性)と反対の意見も出た。【共同】

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