沖縄県を中心に子どもの貧困などを研究する沖縄大学名誉教授の加藤彰彦さん=佐賀市のグランデはがくれ

■教員100人に

 日教組九州協議会は17日、佐賀市のグランデはがくれで「教育運動交流集会・カリキュラム編成講座」を開いた。沖縄大学名誉教授の加藤彰彦さんが「貧困社会と子どもたち-私たちに何ができるか」と題し講演。約100人の教員らが子どもの貧困にどう向きあうか真剣に聞き入った。

 加藤さんは4年間小学校教師として勤め、横浜市の生活相談員や児童相談所のケースワーカーなども経験。社会的に孤立する人々や非行に走る子どもたちと向き合ってきた。

 講演では、核家族化で地域の目の入りにくさが貧困を助長していると指摘。「地域のつながりの崩壊が貧困を生む」と話し、「先生たちが持つ一人一人の話を受け止めるノウハウを生かし、地域で育てる軸をつくって」と呼び掛けた。

 県教職員組合の下田仁子副委員長は「7人に1人が貧困と言われ、不登校やいじめにつながっているケースもある。加藤さんの取り組みを学校現場に生かしていきたい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加