◆緊急質問 主なやりとり

 臨時県議会で緊急質問に立った徳光清孝(県民ネットワーク)、井上祐輔(共産)両議員と、山口祥義知事の主なやりとりは次の通り。

 -知事は、再生可能エネルギーの現状の不透明さや、火力発電などの環境への負荷などを理由に、再稼働はやむを得ないとしている。「何より大切なのは県民の安全」という知事の言葉と矛盾しないか。

 知事 常に県民の安全を第一に考え、国や九電と対峙(たいじ)している。そういうもの差しで全てを計るのは、賛同を得ていると思っている。

 -県民の意見は不安、反対の意見が多かったと認識しながら、どうして「住民の理解を得た」と判断できるのか。

 知事 県民にはさまざまな意見があり、県民説明会やメール、意見箱、広く意見を聴く委員会、首長会合などで意見を聴き、公開した。その状況は私も県議会もチェックしてきた。県議会は民意の反映機関だと思っており、決議は極めて重い。ただ、それが全てではなく、私も知事として県民の考えを検証する。そうした中で考えを示した。

 -知事は自らの皮膚感覚で判断したと言っているが、それで理解を得たと判断するのは、論理に飛躍があるのではないか。

 知事 政治家は皮膚感覚は大事だと思っている。普段からいろいろな所へ行き、どういうことを県民が考えているのか、83万人全ての思いにできるだけ寄り添う姿勢が必要だ。

 -民意の反映機関である県議会であっても、「県民の理解」という心の問題を多数決で決めることはなじまないと思う。

 知事 その話には違和感を禁じ得ない。民意の反映は県議会の機能だと思っている。県議会は本当に県民の意志を継ぎ、県民の思いに敏感になっていただいていると思っており、その結論だからこそ、大変尊重させていただいている。

 -県民はまだまだ理解していない。住民の思いを本当に受け止めて答えを出したのか。

 知事 見解が相違していると思う。自らの中ではしっかりとプロセスを踏み、例え意見が違っても、どうしたら私の思いが伝わるのか、苦慮に苦慮を重ねた。

 -再稼働容認は撤回すべきだ。

 知事 県議会の意思が重いと考えているのと同様に、佐賀県知事という職責も非常に重いと考えている。撤回するつもりはない。

このエントリーをはてなブックマークに追加