玄関に飾り付けられた佐賀藩伝統の「鼓の胴の松飾り」=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 佐賀藩伝統の正月飾り「鼓の胴の松飾り」が19日、佐賀市城内の県立佐賀城本丸歴史館の玄関に飾られた。子孫繁栄を願うユズリハやダイダイも添え、正月を迎える準備を整えた。1月16日まで飾る。

 松飾りは高さ80センチ、幅120センチ、重さ50キロ。佐賀市蓮池町「鼓の銅の松飾り保存会」(江崎敏貢会長)の会員7人が古文書を参考に一週間かけて完成させた。材料のわらは小中一貫校芙蓉校5年生が刈り取った。江崎会長は「今年は悪天候で、わらがカビないように管理するのが大変だった。会員らの思いがこもった飾りを見てほしい」と話す。

 松飾りは1638(寛永15)年に島原の乱で謹慎処分を受けた初代藩主・鍋島勝茂が12月29日に処分が解け、正月飾りを用意していなかった佐賀藩邸が、急きょ米俵のわらなどで製作したことがきっかけ。当時、珍しい鼓の形をした飾りを見ようと、遠く江戸の町人も見物に訪れたという。

※佐賀新聞電子版(http://www.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に動画

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