給食費無料化実現を求める署名を受け取る上峰町議会の寺﨑太彦議長(左)=上峰町役場

 新年度からの給食費無料化を巡り賛否が割れている三養基郡上峰町議会に対し、住民団体が23日、無料化実現を求める賛同者1128人分の署名を寺崎太彦議長に提出した。経費4200万円を含む新年度当初予算案は予算特別委員会で可決されたものの、24日の本会議採決では賛否が逆転する可能性があり、各議員の判断が注目される。

 提出したのは住民団体「みんなの声」(中原輝之代表)。12月議会で関連予算が否決されたり、報道で新年度当初予算案も可決が厳しい状況にあることを知った保護者から中原さん夫妻が相談を受け、組織的な署名活動をするために立ち上げた。

 署名は本会議の予算案採決に間に合うよう今月11日から23日にかけて集めた。児童生徒や保護者ら全て町内在住者という。

 署名を議長に手渡した中原代表の妻ひと美さん(60)は「『子に食べさせるのは親の責任』という意見もあったが、『無料化になれば、友だちと一緒にピアノの教室に通える』という子どもの声もあった。ぜひ無料化を実現してほしい」と語った。

 3月の町長選を控え、議会は現職派と新人派に分かれ、給食費無料化の賛否も同じ構図。寺崎議長は「これだけたくさんの声を受けたことを、他の全議員にも伝えたい」と述べた。

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