「低炭素杯2017」で最高賞を受賞した左から百崎技師、橋本部長、溝口主事=佐賀市上下水道局

 低炭素社会を目指す温暖化防止活動を表彰する「低炭素杯2017」で、佐賀市上下水道局が最高賞の環境大臣賞グランプリを受賞した。下水浄化センターでの汚泥をたい肥に変える実践や、二酸化炭素(CO2)を活用した藻類培養計画など、「迷惑施設から歓迎施設への転換」をキーワードにした取り組みが評価された。

 環境省や企業、大学などでつくる実行委員会が主催した。企業やNPO法人、自治体など951団体の応募があり、書類選考を経た26団体が16日に東京で開かれた最終選考会に臨んだ。

 佐賀市上下水道局は下水プロジェクト推進部の橋本翼部長(31)、溝口航介主事(29)、百崎晋平技師(29)が登壇した。下水汚泥を堆肥化し、年間1184トン分のCO2を削減している事例を報告した。汚泥処理の過程で発生するメタンを利用して1日9400キロワット時(一般家庭670戸分)を発電している「バイオガス発電」も紹介した。

 今後の取り組みとして、汚泥処理で発生するCO2で藻類を培養する計画を発表した。審査講評では、汚泥のたい肥化やバイオガス発電など複合的な取り組みが評価されたという。

 橋本部長は「バイオマス産業都市としての佐賀市をアピールできた」と語り、百崎技師は「全国のトップランナーとして低炭素社会実現に貢献したい」と受賞を喜んだ。

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