JR九州の「ななつ星」に「さがびより」が採用されるなど、「特A」の定着がブランド価値向上につながっている=1月、武雄市のJR武雄温泉駅

 日本穀物検定協会が23日発表した2016年産米の食味ランキングで、佐賀県産「さがびより」が7年連続で最上級の「特A」を獲得した。09年に本格的な作付けが始まって以来、暑さに強く、大粒で食味に優れる特性が高く評価されている。

 ランキングは、米の専門家が試食して味や外観、粘りなど6項目を審査して「特A」から「B'」までの5段階で評価する。今回は44道府県から141銘柄が出品され、「特A」に44銘柄が選ばれた。15年産の46銘柄に次ぐ過去2番目の多さだった。

 県などによると、16年産さがびよりの作付面積は約5150ヘクタール。夏場の日照りや秋口の日照不足などで品質管理が難しかったが、1等米比率は74・6%を確保し、生産者の技術や品種の特長が生きた。消費者の関心や需要も高く、17年産の作付けも拡大する方針。

 7年連続の快挙に産地は沸き立っている。JAさがの野田裕貴営農企画指導課長は「生産者の皆さんが厳しい出荷基準を守り、どこで買ってもおいしいものを作っていただき、消費者に支持された結果」と受賞を喜ぶ。県農産課の永渕和浩課長は「ブランドイメージの定着で、県民米として産地が誇る米に育った。関係機関を挙げて販路を開拓し佐賀米振興につなげたい」と展望する。県産米では「夢しずく」と「コシヒカリ」が2番目の「A」評価を受けた。

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