完成したDVD「黒髪神社の流鏑馬」を山内西小の千々岩浩子校長(右)に贈る奉賛会のメンバー=山内西小学校

完成したDVD「黒髪神社の流鏑馬」

 武雄市山内町の黒髪神社流鏑馬( やぶさめ )奉賛会(山崎博敏会長)が、流鏑馬の準備から神事までを記録したDVDを制作した。850年の節目となった2015年の模様を2カ月間にわたって撮影、約4時間にまとめた。後世への完全保存版になる。

 黒髪神社の流鏑馬は永万元年(1165年)、黒髪山の大蛇退治祈願のために始まったとされる。奉納850年の一昨年は、江戸時代の文献を基に、音で妖魔を退散させる「蟇目(ひきめ)神事」や吹き流しのような紅白の長い布をなびかせながら馬を走らせる「母衣(ほろ)引き」などを復活させた。節目の年の準備から終わりまでを記録に残し、後世に伝えることにした。

 制作委員会をつくり、映像会社に依頼して一昨年9月から撮影を始めた。的にするための木を切りに行く「的木倒し」や、的やしめ縄作りなどの準備風景を撮影。神事の10月29日は、御神幸から稚児行列、巫女(みこ)舞、流鏑馬などのほか、矢が刺さった的を配るところまでを記録した。

 「神事を行うまでにさまざまな準備がある。大切な準備が映像に残せてよかった」と宮副敏行奉賛会副会長。奉賛会メンバーも「神社総代が変わっても伝統通りの流鏑馬ができる」と資料的価値を称賛した。

 DVDは300セット制作し、2500円で販売している。町内の学校には寄贈する。今月寄贈された山内西小は、3年生の社会の授業で早速活用するという。DVDに関する連絡先は山下嘉幸副会長、電話090(4347)7141。

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