銀メダルを手に、プレッシャーの克服法などについて話した道下美里選手(三井住友海上)=佐賀市の佐賀東高校

 リオデジャネイロ・パラリンピックの女子マラソン(視覚障害)銀メダリストの道下美里選手(三井住友海上)が23日、佐賀市の佐賀東高校を訪れた。道下選手は体育館入り口から伴奏者と走って登壇。全校生徒を前に、視覚障害者マラソンで大切なことやプレッシャーへの対処法などを話した。

 視覚障害者のマラソンは不安を拭うために、自分の目となる伴走者との信頼関係の構築が重要という。道下さんは「伴走者とは、もうすぐ右に曲がるの『もうすぐ』の感覚のすり合わせをしている。マラソンはチーム戦」と話した。

 道下選手は自らを「プレッシャーに弱い選手」といい、食べた物や練習量などの記録を付け、自分を客観的に分析していると紹介。「ルーティンを大切にして『いつもの自分』を引き出す。大会前はマイナスな言葉は使わない。話す自分が一番に聞いているから」とプレッシャーとの向き合い方を紹介した。「なりたい自分は自分次第で必ずなれる。未来を自分で切り開いて」と締めくくった。

 三井住友海上火災保険の協力を得て、同校の「いのちの講演会」の一環で開いた。この日は、道下選手による視覚障害についての話や視覚障害者への誘導方法の紹介もあった。

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