市役所支所を出発するコミュニティバス=佐賀市三瀬村

 佐賀市が昨年10月から三瀬村で運行を始めた三瀬支所と富士大和温泉病院を結ぶ「村外路線」のコミュニティバスの年間利用者数は1229人、1便平均は0.44人だった。1年間で乗客ゼロの便が2本あった。市は高校生の通学や高齢者の通院利用が多い利用実態を踏まえ、利便性向上を図るため運行時間・便数を改編する。平日で往路5便を3便に減らし、復路4便を5便に増やすなどの改編案を21日、市地域公共交通会議に諮る。了承されれば、改編は来年2月を予定している。

 新設した三瀬支所-富士大和温泉病院の「村外路線」(運賃400円)は年間2825便を運行した。市交通政策室によると、村外路線は時間帯によって利用者が極端に少ない便があった。土曜午後5時15分発と日・祝日の午前10時40分発の2便は1年を通して乗客が1人もいなかった。

 改編案は、平日の往路は午後の2便を廃止して計3便とし、復路は午後1時5分発を増やして計5便とする。これまで午後0時5分発を逃せば、次の便まで約5時間待たなければならず、「病院の待ち時間によってはバスに間に合わない」などの声が利用者から上がっていたという。

 日・祝日は往路で午前9時から午後2時台の3便を全廃し、午前6時、同7時台の2便を新設、土曜も運行時間や便数を変更する。

 コミュニティバスは「村内路線」の西回り、東回りの2路線もあり、昨年10月から200円に有料化した。今年9月まで1年間の利用者は6347人で、無料だった前年同期比で2575人、28.8%減少した。年間運行便数は1199便で、1便平均は西回り2.75人、東回り2.55人。

 バス運行経費は1174万円で市が全額負担している。運賃収入は83万円を見込んでいる。市交通政策室は「バスがあって助かるという声もある。利用の実態を踏まえ、使いやすいよう改善する。地域からバスの愛称も募集し、より親しまれるコミュニティバスとして周知を図りたい」としている。

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