九州でも各地に自助団体が設立されている。「福岡言友会」の例会のようす=福岡市の舞鶴公民館(提供、写真を画像加工しています)

 発音が不自由な吃音(きつおん)に悩む人やその家族らによる「吃音者のつどい」が28日、佐賀市のアバンセで開かれる。福岡、熊本など九州でも各地で吃音者による自助団体「言友会」が立ち上がる中、NPO全国言友会連絡協議会(全言連)が県内で初めて開催する。悩みを共有できる“受け皿”を佐賀にもつくる第一歩にしようと多くの来場を呼び掛けている。

 つどいでは、吃音者の体験発表や、同じ悩みを持つ人によるグループディスカッションを行い、「一人ではない」ことを実感してもらう。主催する全言連事務局の立川英雄さん(43)は「当事者以外にも聞いてもらうことで、吃音を知るきっかけにしてもらえれば」と話す。

 吃音は一音目の言葉が出にくかったり、「お、お、おはよう」と一音目を繰り返すなど個人差があるため、悩みもそれぞれ違うという。一音目が出にくいと、いたずら電話と思われて切られたり、エレベーターで行きたい階を尋ねられた際、言葉が出なかったりなどの困難が生じるという。

 言友会は全国32グループあり、九州では福岡、北九州、熊本、鹿児島、大分にある。当事者らによる定期的な会合などを開き、共に支え合う取り組みを行っている。

 つどいは28日午後0時半から佐賀市のアバンセで開く。参加費は資料代込み300円。問い合わせは立川さん、電話080(7059)3309。

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