「大隈重信記念館」に改称する大隈記念館=佐賀市水ケ江2丁目

 佐賀市は、開館50年を迎えた大隈記念館(水ケ江2丁目)の正式名称を「大隈重信記念館」に改める。観光客から「大隈重信を連想できなかった」という声や、大隈が創設した早稲田大学OBから「フルネームにした方がいい」という意見が複数寄せられたため。明治維新150年事業に合わせて改称を決めた。

 記念館は大隈の生誕125周年を記念し、地元の早稲田大卒業生を中心に資金を集め、大隈旧宅の隣接地に建設した。市に寄贈され、1967年に「大隈記念館」として開館した。

 館名がフルネームでないことについて、市観光振興課は「大隈記念館で誰の記念館か分かるとの判断だったのでは」と50年前の経緯を推測する。一方、市にはこれまで県外の観光客から「大隈記念館が大隈重信の記念館とは思わなかった」という声が寄せられていたという。明治維新150年事業が始まり、早大OBからも名称変更を求める意見があった。

 25日開会の市議会に名称を変更する条例改正案を提出する。可決されれば、10月25日の開館記念日に合わせて正式に改める。広報チラシや公式ホームページでは先行して「大隈重信記念館」の名称を使用している。市観光振興課は「明治維新150年で記念館も注目される。観光客にも分かりやすいよう、名前を変えて多くの人に訪ねてほしい」としている。

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