佐賀銀行楠久出張所跡にオープンした楠久・津歴史ふれあい館

 江戸時代に佐賀本藩、小城支藩など上級家臣領の軍船を監督する船奉行「御船屋」が設置され、1642年、山代町楠久、楠久津地区には伊万里湾周辺を守る御船方役所や番所など海上交通の重要な拠点として公的機関が整備されました。

 楠久津御船屋から約200年後に佐賀藩が設置し、今では世界文化遺産となっている「三重津海軍所」は同じ「津」という地名を持ち、同じ「御船屋」の機能を持っていました。楠久、楠久津には現在でも御船屋に関係する本陣、番所、代官屋敷跡、港湾施設等五十数カ所の史跡が点在しています。

 今年6月、かつて佐賀藩の軍港でたくさんの船が行き来した歴史に誇りを持ち、先人たちの功績や歴史遺産を広く後世に伝え守っていきたいという地元有志の熱意が実り、官民協力のもとで「楠久・津歴史ふれあい館」がオープンしました。

 佐賀銀行の協力で譲り受けた昭和初期築造のレトロ感あふれる同銀行旧楠久出張所跡を整備。歴史資料館として「御船屋」史跡めぐり地図や郷土の歴史のパネル展示などが設置され、楠久・楠久津の歴史散策の中心となる場です。地元では歴史資料館以外にも地域コミュニティーの場として利用し、ミニライブや歴史講演会なども開催していきたい考えです。

 「ふれあい館」は毎週土・日曜に開館し、地元スタッフが常駐しています。

このエントリーをはてなブックマークに追加