絵画や書など小城にまつわる新収蔵品を展示=小城市立歴史資料館

中林梧竹が中国留学時に県人会のため揮毫した書(提供写真)

戦死により陸軍大尉に任じられた当時の首相東条英機による辞令書(提供写真)

 古文書や絵画など小城市教育委員会文化課が収集して展示紹介する「新収蔵品展」が、小城市小城町の小城市立歴史資料館で開かれている。旧小城中出身の軍人への辞令書や旧小城藩士が所有していた城下町絵図など、小城の歴史の深さを感じる展示品が一堂に並ぶ。28日まで。

 今回は小城にゆかりの深い美術工芸品や歴史的に価値の高い史料など2016年度までに購入した29点を紹介。

 1942年に旧満州国(現中国東北部)で戦死した旧小城中出身の陸軍士官の遺品は辞令書など9点を披露。文化課の近藤晋一郎さんは「小城中の優秀な生徒の多くは、学校関係者の協力を得ながら難関の士官学校を目指し勉学に励んだようだ」と説明する。

 また、“明治の書聖”と称された書家・中林梧竹による隷書体「佐賀縣親睦會」については「梧竹が北京で揮毫(きごう)した書で、多くの県出身者が大陸に渡り、県人会を盛大に開いていた様子が分かる」と近藤さんは話す。

 このほか、佐賀藩の支藩の一つ蓮池藩の城下町を描いた絵図や明治天皇の業績を記した絵巻物など旧小城藩士の所有していた歴史資料も多数展示している。

 25日午前11時と午後1時からは文化課職員が展示品について案内する。問い合わせは小城市立歴史資料館、電話0952(71)1132。

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