釜で炒った茶葉を手でもむ作業を体験する嬉野小3年の子どもたち=嬉野市の茶業研修施設「嬉茶楽館」

 うれしの茶の伝統製法である釜炒(い)り茶を子どもたちが手作りする学習会が25日、嬉野市の茶業研修施設「嬉茶楽館(きんさらんかん)」であった。嬉野小3年の子どもたち89人が、5月2日に市内の豊玉姫神社で開かれる「献茶祭」に奉納する茶を作った。

 子どもたちは、400度に熱した釜で生葉を炒る工程を見学したほか、炒った茶葉を手で転がすようにもみながら水分を均等に行き渡らせる「手もみ」を体験した。

 嬉野釜炒茶協議会のメンバーが釜の中の葉を素手で交ぜる作業を見て「お茶のにおいがすごい」「熱くなかとですか?」と感想や疑問を投げかけ、手もみの作業でも「どれくらいしたらお茶になるの」「1日するとしんどそう」などと口々に言い合っていた。

 嬉野伝統の釜炒り茶ができる工程を学び、茶への関心を高めようと、毎年同校3年生の子どもたちを対象に実施している。豊川虹南(にいな)さん(8)は「長い時間もんでいると、手が痛くなりそう。釜で炒るのも熱そうだった」と昔ながらの製法の苦労を実感した様子だった。

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