女子決勝・神埼中-三瀬中A 大将戦で神埼中の中村日南(左)がドウを奪って勝利し、優勝を決める=県総合体育館

 女子団体22年ぶりの頂点を神埼中に呼び込んだのは、二人三脚で歩み「最後まで諦めない剣道」を貫いた二人の3年生だった。3位に終わった県中学総体後、悔しさを抱えながらひたむきに剣道に向き合った上村優美香と中村日南。野田敬義監督は「最後まで前を向いてチームをまとめてくれた。これが3年生の強さ」とたたえた。

 7月の県中学総体で苦杯をなめた三瀬中Aに挑んだ決勝。中堅戦で上村優美香は激しくぶつかり合う攻防の末、終了間際に引きメンを決めた。準決勝の桜武舘(小城)戦で星を落としており、「下級生のおかげでここにいる。絶対取る」と引かなかった。

 三瀬中Aに副将戦を取られ1-1で迎えた大将戦では、野田監督に「絶対勝とう。後は頼んだ」と送り出された中村日南が、終盤相手のドウが空いた隙を逃さなかった。「力を出し切った」。一瞬たりとも集中を切らさなかった。

 野田監督が「面倒見の良い先輩」と評する二人は「みんなが強くなってこそ県一のチームワークが生まれる」と、下級生一人一人に寄り添って指導した。それに応えるように、準決勝では次鋒糸山夕貴、副将副島茉裕が躍動した。

 決勝直後のミーティング。野田監督は「これが最上級生たる姿だ」と1、2年生に言った。二人の功労者は最高の置き土産を残して次のステージに上る。

 女子決勝

神 埼 中 2-1 三瀬中A

 中村那 メ-メ 徳 川 

 糸 山 メ-メ 豆 田 

○上 村 メ-   杠 

 副 島  -コメ山 本○

○中村日 ド-  嘉 村 

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