玄海町議会の玄海原発再稼働同意決議に関し、佐賀県の山口祥義知事や隣接する唐津市の峰達郎市長は冷静に受け止め、反対を表明している伊万里市の塚部芳和市長は県民説明会が開かれている最中での判断に不快感をあらわにした。

 「さまざまな意見がある中で判断がなされたと受け止めている」。山口知事は淡々と所感を述べた。開会中の2月県議会での「判断」の有無を問われると、県民説明会や意見公募、3月18日にも開く計画の県内20市町の首長との意見交換会などを挙げ「まずはそれをしっかりやっていきたい」と明言を避けた。

 東京出張中の峰市長も「重要な判断を示されたものと受け止めている」とコメントした。唐津市で21日に開かれた県民説明会に触れ「離島の方が参加できるような日時設定ではなかった。離島住民にも丁寧な説明を」と注文、今後、「国の説明、県が主催する広く意見を聴く委員会などの状況や市議会の意向も踏まえ判断したい」とした。

 一方、塚部市長は「県民説明会も終わっていないのに。(再稼働を)早く進めてもらいたいという気持ちの表れ。逆に周辺自治体は反発する」。近く同意表明するとみられる岸本英雄町長に対し「重大事故が起きれば周辺自治体も同等の被害を受ける。全体を見渡して判断してほしい」とくぎを刺した。

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