佐賀市文化振興課の西田さんが一部の原稿も執筆した書籍「縄文の奇跡!東名遺跡」=佐賀市文化財資料館

 縄文時代の湿地性貝塚「東名(ひがしみょう)遺跡」(佐賀市金立町)が国史跡に指定されたことを受け、佐賀市教育委員会は遺跡の発掘調査結果や縄文時代の生活などをまとめた書籍「縄文の奇跡!東名遺跡」を編さんした。調査に関わった研究者22人が寄稿した。写真資料やイラストを交え、親しみやすいよう編集した。雄山閣(東京)が出版する。

 書籍はA5判、全279ページ。全7章で構成し、貝塚や貯蔵穴から見つかった遺物をもとに縄文人の食生活を解明したり、貝のアクセサリーなど当時のものづくりを紹介する。地理的、歴史的に考察しながら遺跡の重要性を解説している。

 24年前から発掘調査に携わってきた佐賀市文化振興課の西田巌さんは複数の解説を寄稿している。西田さんは「読みやすい本になっていると思う。遺跡の重要性がより多くの人に伝われば」と話す。初版1500部。1冊2808円(税込み)。市教委は、県立図書館、佐賀市立図書館に寄贈している。

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