神埼市は、築60年近くたつ脊振庁舎を、公民館や診療所、図書館などとの複合施設として建て替える計画をまとめた。1階はにぎわい広場になり、プライバシーを考慮して診療所は別棟に設ける。概算事業費は約12億円。新年度から設計に入り、2020年度までに建て替え完了を目指す。

 複合施設は庁舎、公民館、脊振診療所、図書館分館の脊振2000年館を集約する。3階建てで延べ床面積2600平方メートル。庁舎、公民館と図書館、診療所に分かれ、1階は屋外広場、2階は共有ホールになる吹き抜けの渡り廊下でつなぐ。3階は一続きで200~300人規模の会議室になり、集団検診や災害時の避難所にも使用する。

 診療所は保健センターの機能を併設する。2000年館の放課後児童クラブも引き継ぎ、蔵書数は1万冊まで増やす予定。内装は地元の木材を活用し「脊振らしさ」を演出する。

 概算事業費は主に本体工事や解体工事分で、用地取得のための住宅移転補償費などは未算入。財源は過疎対策事業債を充て、合併特例債も活用する。

 計画を論議してきた建設検討委員会では移住促進の仕掛けや地元の偉人顕彰のスペースを求める意見が出た。売店誘致は引き受け手がなかったという。

 脊振庁舎は1958年建設で耐震基準を満たしておらず、バリアフリーに対応していない。

このエントリーをはてなブックマークに追加