地図大手のゼンリンは、これまで空白だった小笠原村など東京都の島しょ部7村の住宅地図を作製、発行した。これにより1952年に大分県別府市の地図を発行して以来、足かけ66年で東京23区を含めた全1741の市区町村の住宅地図を網羅したことになる。

 ゼンリンが空白地域の地図を作製するのは2004年5月にいずれも離島の鹿児島県十島村、三島村を発行して以来。その後は、全国で相次いだ市町村合併への対応を優先したため、唯一残っていた東京都島しょ部の地図作製が後回しになっていた。

 ゼンリンの住宅地図は全国を約2200に分けて掲載、このうち約4割を占める都市部のものは毎年、それ以外の地域は5年に1度それぞれ更新している。そのため約千人のスタッフが受け持ちの場所に赴き、実際に住宅を見るなどして建物の状況をチェックし、修正を重ねている。

 今回住宅地図を作製したのは小笠原村のほか利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、青ケ島村。4冊子に分けて掲載し、各9720~1万800円で販売している。今回作製した住宅地図の情報は、デジタル版やカーナビにも反映させていくという。

 ゼンリンの担当者は「これからも地図情報を通じて、人びとの生活に貢献していきたい」と話している。【共同】

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