移住体験用住宅として整備中の旧消防団格納庫。内装のデザインを手掛ける九州産業大の小野将司さんが打ち合わせに訪れ、構造を写真に収めた=基山町宮浦

移住体験用住宅として整備中の旧消防団格納庫=基山町宮浦

 基山町は移住促進事業の一環として、「お試し移住」に利用するリノベーション(改修)住宅を整備する。若者や子育て世代が主な対象で、佐賀大と九州産業大の学生らが内装のデザインを手がける。5月の受け付け開始を目指し、急ピッチで工事が進んでいる。

 今回リノベーションするのは、基山駅そばにある築35年の鉄骨造り2階建ての消防団格納庫と、高島団地内の木造平屋建ての家屋(築43年)。いずれも町に寄付された物件で、活用方法を探っていた。

 国の地方創生加速化交付金を活用し、事業費は1600万円。佐賀大の平瀬有人准教授と九州産業大の諫見泰彦准教授が町の空き家対策協議会に所属していた縁で、各研究室に所属する学生が協力することになった。消防団格納庫は2階部分を1LDKに、高島団地内の家屋は2LDKとして生まれ変わらせる。

 大分県玖珠町出身で九州産業大4年の小野将司さん(22)は消防団格納庫を担当する。「海外のゲストハウスをイメージしている。家具は作り付けで内装は茶色や白のナチュラルテイストにする」と説明し、「自分も小さな町の出身なので、地域を盛り上げる手伝いができれば」と意気込む。

 利用料や上限期間は未決定だが、無償で2週間程度を想定しているという。まちづくり課定住促進室は「基山の良さを知ってもらうきっかけづくりに活用してもらえるようにしたい」と話す。

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