将来の夢や農業経営、地域貢献などのビジョンを発表する若手農業者=神埼市中央公民館

 若手農業者が将来の夢や経営展望を発表する「佐賀県農業青年冬季のつどい」が22日、神埼市中央公民館であった。農業青年の提言は、少量多品目生産で魅力ある中山間地農業を提案した小池真澄さん(鹿島市)、プロジェクト発表は、新開発品種のサツマイモで地域活性化を目指している上場地区農村青年クラブの岡本浩昌さん(唐津市)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。

 小池さんは農業資材の営業マンとして働く中で農業の魅力を再認識して4年前に実家で就農。かんきつを中心にタマネギ、ミョウガなどの複合経営を行っている経験から「大規模経営だけが農業じゃない」と強調し、小技を駆使する日本野球になぞらえて「スモール農業」への転換を提案した。

 岡本さんは、かつてサツマイモ生産が盛んだった上場台地を活性化しようと、県などが開発した新品種「からゆたか」を栽培し、地元菓子店や酪農家と共同で菓子やアイスクリームを開発して消費拡大に奔走した体験を発表。地元のまちづくり組織が栽培を始めるなど、広がりを見せていることへの手応えを語った。

 つどいは、県や県農業青年クラブ連絡協議会が主催し、若手農業者や農業高校生ら約100人が参加。小池さんと岡本さん、プロジェクト発表部門で優秀賞だった安東浩太郎さん(太良町)は、九州地区青年農業者会議に県代表として出場する。

このエントリーをはてなブックマークに追加