多文化防災を考えるワークショップで各班のアイデアを見て回る参加者=佐賀市の佐賀商工ビル

 外国人が暮らしやすい佐賀県づくりを進めようと25日、地域防災を考えるワークショップが25日、佐賀市で開かれた。県内の外国人留学生らを交えて意見交換し、さまざまな課題やアイデアを出し合いながら、地域でできる「多文化防災」を考えた。

 外国人を含む4~5人のグループで案を練り上げた。避難所での食事やマナーに宗教的・文化的な違いによる影響が出たり、言語の壁から情報弱者になったりする不安や、備える意識を醸成する難しさも課題に挙がった。

 食事アンケートの事前作成や避難生活を想定したキャンプの開催、避難経路や危険箇所を巡るまち歩きなどのアイデアが発表された。ほかにも「地域行事で炊き出しをする」や「顔の見える関係の構築」という日ごろからできる取り組みもあった。

 講師を務めた県の多文化共生コーディネーター・北御門織絵さんは「さまざまなアイデアを実践しながら、各地域に合った防災活動に生かしましょう」と結んだ。15年度県調査で外国人住民が増えている一方で、防災が課題になっている現状が浮かび、県が開催した。約100人が参加、非常食体験などもあった。

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