民宿・山の宿「青望庵」の玄関口

メンバー5人と代表の松尾美代子さん(最後列左)

■「山海市」盛り上げ計画中

 来年2018年に迎える松浦党有田氏居城・唐船城築城800年を契機に町おこしで頑張ろうと設立された唐船城下・仕掛隊は、昨年3月末に唐船城祉駐車場で地産地消市「山海市」を開催し、地元の方々に好評だった。

 中世に活躍した松浦党は倭寇(わこう)として知られ、伊万里湾から東シナ海を股に掛けて朝鮮半島から中国大陸でも貿易を行っていた。倭寇に関する資料は、日本には少なく朝鮮及び中国に多く残っている。

 日本と半島及び大陸との正式な交通は非常に古く2、3世紀頃より11世紀頃まで千年の間ほとんど毎年往来があったという。鎌倉時代以降、国と国との直接交流が絶えてからも人々は渡航し、さまざまな取引を行った。武器を持って進出する者も多かった。当時は物々交換が主で山の物と海の物との取引だったであろう。

 仕掛隊のメンバーが、3年前に始めた雑貨市が評判となっている。有田町の民宿・山の宿「青望庵」のおかみ松尾美代子さん(64)は、妹の山田和子さん(59)の呼び掛けで手作り雑貨グループ「和み」を立ち上げ、毎週水曜日の午前10時から青望庵で制作している。

 今月17、18日の2日間開催された「なごみ手作り雑貨市」には、鳥栖市や唐津市などからもファンが来場されていた。松尾さんの伊万里の実家は、祖父が船大工で松浦党とのつながりを聞かされていた。何か縁を感じると言う松尾さんは「山海市を盛り上げたい」と話す。

(地域リポーター・藤泰治=有田町)

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