講演する玉田耕治教授=佐賀市鍋島の佐賀大学医学部附属病院

 佐賀市鍋島の佐賀大学医学部附属病院がん相談支援センターは19日、がんの免疫治療を紹介する公開講座を開いた。人が本来持つ免疫の力を使ってがんを治す先進医療について山口大学大学院の玉田耕治教授らが話し、約100人が熱心に耳を傾けた。

 玉田教授は、免疫とは自分以外のものを排除しようとする機能で、免疫のシステムにはアクセルとブレーキがあると説明。免疫にブレーキがかかっている状態にある患者に向けて開発した薬として、ブレーキを外す働きを持つ「免疫チェックポイント阻害剤」を紹介した。

 ただ阻害剤は一部の患者には投与できず、投与できても効かない可能性があり、副作用が出る恐れもある。そのため、どんな患者に効果があるのか見分ける方法や、副作用に関する研究が進められていることを説明した。

 西南学院大学4年生の川久保あゆみさん(21)=福岡県は「卒論で免疫について書くので勉強に来た。分かりやすい話で、論文に生かせると思った」と話していた。

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