大型トラックに巻き込まれた女子高生を救助した坂本徹哉さん

POSAは、インドやバングラデシュで治療が受けられない白内障患者の手術を行う(2014年12月・POSA提供)

地球市民の会は、ミャンマーの学生たちのための奨学金事業などを行っている(今年7月・地球市民の会提供)

 社会貢献支援財団(安倍昭恵会長)が功績のあった人や団体をたたえる「社会貢献者表彰」に交通事故に遭った女子高生を救出した坂本徹哉さん(佐賀市)、バングラデシュなどで白内障患者の治療に取り組む特定非営利活動法人「POSA」(神埼市)、東南アジアを中心に教育支援などをするNPO法人「地球市民の会」(佐賀市)が選ばれた。

■交通事故の女高生救出=坂本さん(佐賀市)

 坂本さんは2015年9月、女子高生を巻き込んだまま気づかずに走行する大型トラックを目撃。車から降りてトラックの前に立ちふさがって停止させ、他の救助者とトラックの下から救出した。坂本さんは「とっさの判断で当たり前のことをやった。身を呈してじゃないと人の命は守れない」と話した。

■バングラで白内障治療=POSA(神埼市)

 POSAは、手術を受けられず視力を失う人が多いバングラデシュやインドで、白内障手術などの活動を行う。設立した1995年から、これまで約1900人に手術をしている。倉富彰秀理事長は「賞をいただきありがたい気持ち。視力を失うことは仕事ができなくなり、死を意味する。今後も現地に大学病院をつくるなど活動を広げていきたい」と受賞の喜びを話した。

■東南アジアで教育支援=地球市民の会(佐賀市)

 地球市民の会は1983年に設立。タイやスリランカでの学校建設や奨学金支給のほか、ミャンマーで村民自身が関わる循環型農業の普及に取り組んだ。「今までの活動が認められ、自信になった」と同会の岩永清邦事務局長。循環型農業などのノウハウを生かし、行政ができない部分をサポートしていくと意気込んだ。

 本年度は、全国から28件を表彰。それぞれ副賞として50万円が贈られた。

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