10周年を迎えた鹿島市の肥前屋

店内にある日本酒などの試飲コーナーでは、観光客が味に舌鼓を打つ=鹿島市の肥前屋

■酒蔵通り活性化に一役

 農水省が全国で初めて6次産業化の酒蔵として認定した峰松酒造場の直売店「肥前屋」=鹿島市浜町=がオープン10周年を迎えた。年々、多くの観光客が足を運ぶようになり、酒蔵通りの活性化の一役を担っている。

 「小さいころのにぎわっていた町の姿に戻したい」という思いで4代目の峰松一清社長(62)が10年前に建てた。観光酒蔵として豊富な種類の日本酒や焼酎、果実酒などを試飲するコーナーを設置。「飲めるだけ飲んでもらっている」(峰松社長)と、顧客に満足してもらうために惜しむことはない。

 さらに蔵の奥には、峰松社長が「自分の趣味」と話す“昭和部屋”をつくり、遊び心を楽しむことも。麦茶ゼリーやバウムクーヘンなど試行錯誤を続けながら商品を開発し、今年3月には新館をオープンした。峰松社長は「これから進化していくと思う」と前を向く。

 国の保存地区になっている肥前浜宿。「海外のお客さんも増え、観光する人が多くなっていることは実感している。知名度が上がっていけば最高」と峰松社長。鹿島の魅力を存分に広げていくつもりだ。

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