羽根から黒煙を上げる風力発電の風車=21日午後3時45分ごろ、唐津市鎮西町

 21日午後2時55分ごろ、唐津市鎮西町串の串崎風力発電所の風車1基から出火していると119番があった。長さ40メートルの羽根などが燃え、一部が地面に落下した。さらに部品が落下する恐れがあり、消防は放水を控え、自然鎮火を待っている。周辺に民家はなく、けが人はいなかった。

 発電所を運営する鎮西ウィンドパワー(神奈川県)の親会社「JFEエンジニアリング」(本社・東京都)によると、風車は繊維強化プラスチック(FRP)製の羽根3枚が回る仕組みで、支柱の高さは60メートル。支柱の先端には発電機などが入った箱型の装置もあり、出力は1980キロワット。

 唐津市消防本部によると、羽根や箱の部分が燃えた。22日に鎮火を確認できれば、唐津署と出火原因を調べる。唐津署は発電所への道路の立ち入りを規制している。南西に約800メートル離れた対岸には九州電力の玄海原発(東松浦郡玄海町)があるが、九電は「影響はない」と話している。

 この風力発電所では2004年8月にも風車から出火し、05年に現在の設備に建て替えた。JFEエンジは「前回の火災は、内部の金属がこすれて火花が出たことが原因だった。対策を施しており、同じ原因とは考えていない」と話している。

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