県道の拡幅工事で、強制的に取り壊される空き家=唐津市朝日町

 佐賀県は21日、県道の拡幅工事区域にある唐津市朝日町の店舗兼住宅の空き家を行政代執行で強制的に解体撤去する作業を始めた。所有者が再三の明け渡しの催促に応じないためで、県職員らが見守る中、業者が重機を操作し、少しずつ建物を取り壊した。

 拡幅工事は県道唐津呼子線の一部(268メートル)で、道路改良と自転車歩行者道の整備と電線地中化を進める計画。行政代執行の対象となるのは土地と建物(木造2階建て)の一部約40平方メートルで、県土地対策課は「建物を半分残す方が危険で、所有者への負担もかかるため、裁判の判例にならってすべて解体する」という。解体費用は所有者に請求する。

 土地収用法に基づく同様の強制執行は、鳥栖市の倉庫で行った1999年以来2回目。24日までに解体を終える予定で、本年度末の供用開始を見込んでいる。

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