嘉瀬川ダムの貯水率低下で、影響の有無などを確認する出席者=佐賀県庁

 嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の貯水率が低下して自主節水の動きが出ているのを受け、佐賀県は21日、渇水対策連絡会を開いた。関係部署の課長らが出席し、生活や農作物への影響の情報収集と対応を強化することを確認した。連絡会の開催は6年ぶり。

 嘉瀬川ダムは貯水率38・7%(21日現在)。農業用水や工業用水などの利水者は40%を下回った19日から10~20%の自主節水を開始した。連絡会では、農業用水を取水する白石平野のコメはこれまで影響がない一方、今後も大量の水が必要な出穂期が続くことが報告された。

 県内に31カ所ある農業用のダムやため池の平均貯水率は平年より3割ほど低い5割にとどまっている現状の説明もあった。

 福岡管区気象台の予報では、九州北部地方は9月以降も降雨量が平年並みか少ない見込みになっている。逢坂謙志県土整備部副部長は「これまで以上の情報の収集や提供を通して県民への影響を最小限に抑えられるように対応したい」と呼び掛けた。

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