長崎県議会の八江利春議長が21日、議長就任あいさつで佐賀県議会を訪れ、石倉秀郷議長と面談した。九州新幹線長崎ルートや諫早湾干拓事業の開門問題など両県の課題で意見交換し、長崎県側は2010年から休止している両県議会の行政懇談会(交流会)の再開を提案した。長崎ルートの全線フル規格化を求める長崎側は23日に沖縄県で開く九州各県議会議長会に新幹線整備促進に関する要望提案の意向を伝えたが、佐賀側は難色を示した。

 交流会は1980年代から佐賀、長崎交互に開催し、研修や視察など行いながら意見交換し、夜の懇談会には両県知事が出席していたという。

 両議長によると、交流会再開の提案に対して佐賀側は「(議会内で)相談させてもらって、できるだけ意に沿うよう取り組みたい」などと応じ、再開に向けて前向きに検討するという認識で一致した。

 新幹線問題に関しては、長崎側が九州各県議会議長会に新幹線整備促進に関する要望を提案する考えを示し、佐賀側に理解を求めた。要望書の提案は、相反する意見があれば議案として提案しないという慣例があるという。この日、佐賀側は賛同の意見を示さなかった。22日に再度協議する。

 賛同しなかった理由について、石倉議長は「(フリーゲージトレインの開発遅れによって)先月28日の与党検討委で両県知事(の意見)が鮮明に違う。国もフリーゲージトレイン開発費用を概算要求に上げる方針など、まだ計画を変更していない」などと説明した。

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