帝国データバンク福岡支店が実施した佐賀県内企業約1万2千社のメインバンク調査で、佐賀銀行(佐賀市)が構成比54・7%となり、7回連続でトップだった。同行のシェアは前回調査(16年2月)同様、5割を超え、県内の金融機関が上位を占めているものの、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が構成比を徐々に伸ばしており、県外資本とのシェア争いが激化しつつある。

 上位8位までは前回と同じ順位で、佐賀銀行の構成比は0・4ポイント低下した。佐賀共栄銀行(佐賀市)が7・6%で2位、佐賀信用金庫(同)が6・7%で3位となり、構成比はともに前回から横ばいだった。

 4位の伊万里信用金庫(伊万里市)は4・2%、5位の西日本シティ銀行(福岡市)は3・8%で、それぞれ0・1ポイントの上昇。6位以下は唐津信用金庫(唐津市)、九州ひぜん信用金庫(武雄市)、佐賀西信用組合(鹿島市)と続き、構成比はいずれも前回と同じだった。

 上位10機関で順位を上げたのが福岡銀行。0・1ポイント増の2・5%で、微増ながらも前回10位から9位に浮上した。同じくFFG傘下の親和銀行(佐世保市)も0・1ポイント増の2・5%でシェアを伸ばしている。

 県内企業では地元の金融機関を利用する傾向が依然強いものの、同支店は「地元の資金需要は弱く、構成比トップの佐賀銀行も他県に進出して顧客を確保しなければならない状況」と指摘する。

 同行の構成比は福岡県で2・3%(7位)、長崎県で0・9%(同)。FFGと同様に県境を越えて一定のシェアを確保している。経営統合を目指すFFGと十八銀行(長崎県)の動向については「マイナス金利で厳しさを増す中、統合無期延期の影響を見守りたい」としている。

 調査は10年にスタート。今回は2月20日時点で帝国データバンクのデータベースに収録されている県内1万2037社を対象に、メインバンクとして認識している金融機関1行を抽出、集計した。

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