池田学さんの作品「Bait」の拡大パネルをのぞき込み、モチーフを探す子どもたち=佐賀市の県立美術館

 佐賀県立美術館で開催中の「池田学展 The Pen 凝縮の宇宙」に関連し、小学生向けのワークショップが25日、同館で開かれた。約20人が緻密な線描の世界を観察しながら、隠れたモチーフを夢中で探して楽しんだ。

 子どもたちは、城が幾重にも重なった大作「興亡史」などの複製画のほか、新作「誕生」の実物を眺めながら、見つけたモチーフをメモに取った。「誕生」のがれきに埋もれた時計や、「興亡史」の城に隠れた温泉など、学芸員らにヒントをもらいながら次々と探しだし、メモ用紙が埋め尽くされた児童もいた。

 秋山沙也子学芸員は、作中のモチーフが「皆に見つけてもらうのを待っている」と話し、「絵を見て心がどきどきすることは人生の栄養になる」と、芸術鑑賞を通して人生が豊かになると呼び掛けた。

 神野小4年の岡真穂子さん(10)は、「Bait」の隅に書き込まれたサインを発見し、「細かい部分まで描かれてすごい。自分じゃとても描けない」と目を丸くしていた。「池田学展」は3月20日まで(月曜休館)。観覧料は一般1200円、高校生以下無料。

=池田学展 The Pen 凝縮の宇宙=

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